
[Nanami.K] 所属:営業本部 東日本支社 加工営業部 営業3課 入社年度:2016年入社
※所属は掲載当時の情報です
私は新卒で入社し、2016年から営業職としてキャリアを積んできました。入社当初は、デリカ営業部に配属され、大手コンビニチェーンの営業担当を務めていました。その後、2年間、協力会社に出向し、引き続き大手コンビニチェーンを担当しながら、当社の素材や原料(調味料など)を提案する業務を行いました。この期間は、出向先との調整業務も兼務しながら、営業活動を進めていました。産休・育休を経て、復帰し、現在は大手即席麺メーカーとお菓子メーカーを担当しています。これまでの経験を活かし、営業職として様々な業務に携わっています。さらに、新入社員のインストラクターも担当し、後輩の育成にも力を入れています。
協力会社に出向していた2年間です。突然、勤務先や上司、そして一緒に働くメンバーも変わり、他社に行っての仕事は、今思い返しても貴重な経験だったと感じています。特にその時期はコロナ禍に突入し、外部環境や社内の状況が大きく変化しました。そんな中で、仕事に取り組むことに苦労したこともありましたが、その経験が自分を成長させる大きな要素となったと感じています。出向先での業務の中でも、特に印象に残っているのはコンビニの営業担当をしていた時のことです。コンビニ業界は、商品開発から店頭に並ぶまでのスピードが非常に速く、開発検討から発売までのスケジュールが1ヶ月以内ということもよくあります。そのため、関係者全員と連携し、スケジュール調整を行い、発売日に間に合わせることが求められました。営業だけではなく、開発や工場の現場、需給担当の方々、さらには事業部のメンバーと協力しながら進めていったことは、非常に印象深く、貴重な経験でした。
子育てをしながら営業職を続けることは、正直なところ大変だと思います。子どもが体調を崩したり、保育園から呼び出しがあったりすることは日常的で、そういった理由で商談や出張をキャンセルしたことも多々あります。そのため、毎日のように上司やチームメンバーに支えてもらいながら、何とか仕事を続けています。それでも、周りのサポートを受けながら働ける環境があることで、仕事と育児を両立させることができているのは大きな支えになっています。理解のある職場や仲間がいることが、日々の励みになっています。
会社には、子育てをサポートするしっかりとした制度が整っていますが、それだけでなく、実際に働く現場でも大きなサポートがあります。特に、昨年復帰した時には、同じように子育てをしているメンバーが多く、育児に対する理解が深いメンバーばかりで、とても働きやすい環境でした。また、私たちのチームは、一つの取引先を複数人で担当しており、チーム内でお客さまとのやり取りを常に共有しています。誰かが急に休んでも、他のメンバーが対応できる体制を整えています。こうした環境が整っているおかげで、育児と仕事をうまく両立させながら、営業職を続けられているのだと思います。
仕事と家庭を両立させるためのポイントは、私なりに2つあります。1つ目は、無理に一人で業務を抱え込まないことです。子どもが生まれる前は、残業などの対応で何とかしていましたが、今はそのような働き方が難しくなっています。急なトラブルや出張の際は、他のメンバーに協力をお願いするようにしています。チームでサポートし合うことが、仕事と家庭を両立させるためにとても重要だと感じています。2つ目は、申し訳ないという気持ちを持ちながら仕事をしないことです。復帰直後は休むことが多く、周りに対して「申し訳ない」と思いながら働いていましたが、その気持ちが続くと仕事へのモチベーションが下がってしまいました。今は気持ちを切り替え、できないことは仕方がないと考え、できることに集中して取り組んでいます。そんなふうに前向きな気持ちで働くことが、今の私には大切だと感じています。
これからの目標としては、営業職を続けていきたいと考えています。復帰時には営業職以外の選択肢もありましたが、上司と相談し、営業職での復帰を決めました。この会社で営業職として成長し続けたいという思いは今も変わりません。現在、地方支店を含めて女性の営業職が増えてきており、私自身が育児をしながら営業を続ける姿を通じて、後輩たちのロールモデルになりたいと考えています。今後も育児と仕事をうまく両立させながら、営業職としてのキャリアを築いていきたいです。また、会社の制度や環境に関して気づいた点があれば、積極的に発信していきたいと考えています。実際、上司には「ここがやりにくい」と感じていることを伝えており、これからも改善すべき点についてはしっかりと声を上げ、より働きやすい環境を作っていきたいと思っています。