
[Akiko.K] 所属:調達本部 購買部 入社年度:2023年入社
※所属は掲載当時の情報です
現在、私は購買部の中で輸入業務を担当しています。原材料や商品を海外のサプライヤーから輸入する事が主な業務です。また、海外にある子会社からも、製商品の仕入れを行っています。輸入業務には、海外のサプライヤーと直接やり取りをし、発注をかけるところから始まり、現地から商品が発送され、日本に到着した後は、検疫所や税関への手続きを経て、契約している倉庫や工場に納品するまでの一連の流れを担当しています。
私は毎日、海外のサプライヤーとやり取りをしています。主にメールでのコミュニケーションが中心で、担当している地域はヨーロッパ、アジア、オセアニアです。英語を使う際に特別に高いレベルの英語力が求められるわけではなく、基本的な文法をしっかり理解していれば、問題なく業務をこなすことができます。また、先輩たちが送ってくれた過去のメールを参考にして、決まった表現を真似することで、自然にビジネス英語も身につきました。英語に対してプレッシャーを感じる必要はなく、しっかりと基礎を活かしていけば問題なく仕事を進められます。
私の仕事の難しさは、やはり海外のサプライヤーとのやりとりにあります。時差や言語の壁、特に、日本では当たり前にできることが通じないことがあり、例えば「これをお願いね」と言ったことが、何度リマインドしても進まないことがあります。そういった文化や習慣の違いを乗り越えることには、どうしても時間と労力がかかることがあります。ですが、やりがいを感じる瞬間も多いです。私が担当する業務は、ものの流れとして川上に位置する原材料の調達です。私たちが取り扱っている原材料が、最終的には製品となり、他の企業を通じて商品化され、消費者のもとに届く。その過程に携わり、自分の手元に届いた食品にも自分が輸入した原材料が入っているかもしれないと思うと、大きなやりがいを感じます。
私は大学で文学部に所属し、特に歴史学科で日本古代史を研究していました。一見、現在の仕事とは直接関係がないように思えるかもしれませんが、そこで培った文章をまとめる力や、分かりやすく伝える力が、日々の業務で大いに役立っています。特に、社内での情報共有や、海外からの難解な情報を解釈する際には、そのスキルが非常に活きています。また、仕事でトラブルが発生した際には、正確な情報を整理し、専門用語や略語を簡潔に伝えることが大切です。こうした場面でも、学生時代に学んだ「誰が見ても分かりやすく伝える力」が、大いに役立っています。
まず、自分の仕事の役割がしっかりと理解できるようになったことが大きな成長だと感じています。入社当初は何をすべきかが分からず戸惑うこともありましたが、今では自分の仕事が会社全体でどのように位置づけられているのか、そしてどんな責任が伴うのかが明確に理解できるようになりました。さらに、個人での仕事だけでなく、チームで協力し合うことの重要性を実感しています。一人では解決できない問題が多く、トラブルが発生した際には、周りの助けを求めることが大切だと感じています。また、その場しのぎではなく、長期的な視点でトラブルシューティングを行い、未然に防ぐ方法についても考えるようになり、視野が広がったと感じております。
今後は、商談の場での価格交渉など、重要な業務に携わりたいと考えています。部署の先輩方の商談へ同席させて頂き、話術を学びつつ、さまざまな部署から情報を集め、それらを武器にして交渉を進めるなど、戦略的なアプローチが求められます。現在の業務では主に海外サプライヤーとの調整が中心ですが、先輩方の姿勢を勉強させて頂きながら、自分の力を試し、さらなる成長を目指して努力していきたいと考えています。