
[Akifumi.Y] 所属:パン資材事業部 研究開発グループ 入社年度:2017年入社
※所属は掲載当時の情報です
私の仕事は、製品開発を中心に基礎研究や中長期的なプロジェクトにも関わるなど、多岐にわたっています。また、営業と一緒にお客様の元に足を運び、製品の提案を行ったり、実際にお客様が抱えている課題を聞き取ったりしています。最近では、海外向けの製品開発にも携わる機会が増えました。
入社して2、3年目の頃、私にとって大きな成長を感じた案件がありました。それは、初めて本格的にお客様と連携しながら進めた大規模なプロジェクトでした。約1年間にわたり、お客様のところに足を運び、さまざまな意見交換を重ねました。当初は解決が難しいと感じるような課題に直面していましたが、最終的にそれらの課題を解決し、無事に製品を完成させることができました。特に印象的だったのは、研究開発職でありながらお客様と密に直接かかわりながら進めた点です。営業ではなく開発という立場でありながら、お客様と一緒に問題解決を図り、チームとして協力し合うという経験は貴重でした。この仕事を通じて、「相手のために頑張りたい」という気持ちが一層強くなり、それが自分自身の成長に繋がったと感じています。
仕事をする上で大切にしていることは、まず「相手の喜ぶ顔を思い浮かべること」です。自分がやっていることが誰かのためになると考えると、その思いが強い動機となり、やりがいにもつながります。研究室での実験だけでなく、お客様との対話や協力を通じて、その先にいる「顔の見える相手」のことを意識することが大事だと感じています。もう一つ心がけているのは、ただお客様から言われたことをそのままやるのではなく、少しでもプラスアルファの要素を加えていくことです。お客様からの要望に応えるだけでなく、少しの工夫や新しいアイデアを加えることで、相手に「面白い!」と思ってもらえる仕事を生み出せると思います。そうすることで、次回もまた依頼してもらえる信頼を築いていけると考えています。
育休を取ることについて最初は少し迷いがありました。1ヶ月間休むというのは初めての経験で、休んでも大丈夫なのか、またその間に仕事のしわ寄せが他のチームメンバーにかかるのではないかと不安に感じていました。しかし、早めに上司に相談したところ、「子どもが小さいうちに過ごす時間は本当に貴重だから、ぜひ育休を取って育児をしっかりしてほしい」と心強い言葉をいただきました。実際に、仕事の調整も計画的に行っていただき、スムーズに育休に入ることができました。上司や同僚からのサポートも充実していたため、安心して育休を取得することができました。
子育てに関して、会社からは多くのサポートをいただいています。特に育休の取得に関しては、ルールが年々変わる中で「産後パパ育休」など新しい情報を把握するのが大変でしたが、人事部の方が非常に親切に、分かりやすく迅速に対応してくれました。また、現在はフレックス制度を活用しているので、急な保育園の送り迎えや子どもの体調不良の際にも柔軟に対応できます。育児と仕事の両立がしやすく、急に休まなければならない時でも、フレックスや有給休暇をしっかり取れる環境が整っているので、夫婦共働きでも精神的にも安心して子育てに取り組むことができ、大変助かっています。
パン資材事業部で8年間働く中で、パン分野の面白さが増し続け、挑戦したいことが次々と見えてきました。特に、中長期的な素材開発や基礎研究に携わり、世界に通用する素材を生み出すことに大きな魅力を感じています。これまでお客様と密接に関わってきた経験を活かし、最終的には世界中で通用する素材を開発し、営業と共に海外のクライアントに提案できるような仕事ができたらいいなと考えています。三菱商事ライフサイエンスが海外で事業を拡大していることもあり、私も海外市場に目を向けて、研究とお客様のニーズにしっかりと向き合いながら、より面白い仕事に挑戦していきたいと思っています。