Staff 社員紹介
#社員紹介 #佐伯工場 #研究系総合職

Yasuhito.Y

2025.02.04

PROFILE

[Yasuhito.Y] 所属:研究開発本部 ライフサイエンス研究所 佐伯 入社年度:2021年入社

※所属は掲載当時の情報です

学生時代の研究テーマと入社動機を教えてください。

学生時代、私は「膜透過性ペプチド」という特殊なペプチドを用いて、微生物の管理技術や遺伝子制御技術の開発に取り組んでいました。この研究を通じて基礎的な生物科学に触れることができましたが、次第に「もっと多くの人々の生活に直接的に貢献できる仕事がしたい」という思いが強くなりました。そこで、身近な存在である「食品」に携わることで、より広く多くの人々に貢献できるのではないかと感じ、食品業界を希望しました。食品業界においても、当社に魅力を感じたのは、食品だけでなく、健康素材や化粧品、医薬品など、さまざまな素材が活用されている点です。食品を製造しながらも、その素材が他の業界に応用できる可能性があることに興味を持ち入社を決めました。

現在の仕事内容を教えてください。

現在、私は発酵技術を活用した新しい製品の開発に取り組んでいます。私たちの研究開発では、お客様からいただいた具体的な課題に基づいて、新しい素材を大量生産できるようにしたり、新たな製品を作り出すこともあります。一方で、私たちから「こんな素材を造れますが、いかがですか?」という提案をし、お客様のニーズに応えることもあります。このように、両方のアプローチをバランスよく取り入れながら、柔軟に対応しています。製品開発の際は、単一の製品にこだわらず、複数の製品を並行して研究開発することが多いため、常に新しい挑戦があり、毎日がとても充実しています。

仕事において大変なことはありますか。

研究開発の特性上、まったく新しいものを作る過程で予測できない問題に直面することです。私自身、もちろん周りの社員や先輩に相談して解決策を見つけることもありますが、時には誰も答えを持っていないような問題も発生します。そうした問題に対しては、手探りで解決策を見つけていく必要があり、その過程が非常に大変だと感じることもあります。とはいえ、そうした困難に挑戦し、解決していくことが仕事の面白さでもあり、醍醐味だと思っています。毎日が新しい挑戦に満ちていて、充実感を得ながら仕事に取り組んでいます。

学生時代に考えていた希望の仕事はできていますか。

幸運なことに、学生時代に抱いていた希望に近い形で仕事をすることができています。しかし、正直に言うと、実際の仕事は学生時代の想像以上に地道で泥臭い部分が多いです。新しい製品をつくり上げる過程では、予測できない問題に直面することがよくあります。そういった問題に対して、手探りで解決策を見つけながら進めていくことが多く、時間をかけてじっくりと製品をつくり上げていく大変さを改めて実感しています。特に食品の開発においては、お客様が安心して受け入れられるような分かりやすいプロセスを踏むことが求められます。そのため、新しい手法を取り入れることが難しいこともしばしばありますが、最終的にはそうした地道なアプローチが、消費者をはじめとする多くの方々の利益に繋がることにやりがいを感じています。

佐伯工場(研究所)へ配属になった時の感想を教えてください。また、佐伯工場の良いところはありますか?

佐伯工場に配属されたとき、私は関東からの転居だったので、最初は自然豊かな九州の風景に囲まれた環境に驚きました。すごくのどかで。ただ、佐伯工場は新しい製品と既存の製品の両方が注目を浴び、社内外から大きな期待を寄せられている工場なので、このような環境で仕事ができることにとても嬉しく感じました。また、佐伯工場の良さは、スケールの大きさにもあります。一度に何トン、年間で何百トンもの製品を生産しており、その規模感は個人的には非常に魅力的です。新しい製品を開発する際、そのスケールで自分が携わった製品が広がっていくのを見ることは心躍る経験です。

今後の目標・挑戦したいことを教えてください。

今後の目標としては、まず現在担当している新しい製品を、お客様に喜んでいただける形で世に送り出すことに集中したいと考えています。これからの製品のスケールも大きく、責任感を持って取り組んでいきたいと思います。また、私が入社した際の志望動機にもありましたが、会社にはさまざまな事業部があり、それぞれの事業部には私がまだ知らない研究成果やノウハウが詰まっています。今後は、異なる事業部の研究にも積極的に触れて、新たな製品開発に生かしていきたいと考えています。

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「挑戦」・「共創」・「誠実」
世界中の人々においしさ、健やかさ、美しさを。